逃避行



f:id:comug1co:20190730002044j:plain



夏の夜の海がすごく好きです。ちょっとべたつく感じの潮風、いいですよね。そんなに頻繁に行ってるわけではないし、むしろ訪れたほうが少ないですが。

地元の大きなお祭りに花火をみにいくときは、友人のお父様の所持してるクルーザー(すごい響きですね)に乗って、海から花火を見ていました。花火ってあれ、打ち上がったとき、空中だとどう並んでるんだろう。四方向に球状に広がっているのかな。遠目から見たら平たく打ち上がってるように見えるよなぁ、とか思いながら微妙に下から見てました。そうね、とりあえず花火に集中してちょうだいね。


cat napの二人の曲を歌うのはこれで4度目です。そうです、ファンです。

初めて歌わせていただいたミッドナイト・プールから、slow snow dance、そしてwolfからの、今回はレイジー・クルーズ。限りあるプールという狭い空間から、冬に一回踊って、月夜に吠えたのち、どこまでも広い海へ。


夕方から夜へ、感情の波とともに変わっていく曲調にやわらかい言葉が合わさって出来た中に、けだるげでとりとめのない、まろやな狂気を感じる会話。帰り際になんちゅー話ししてんだ。好きです。

本家のミクさんはわりと淡々と喋ってたんですが、私はちょっと生々しい喋り方にしてみました。めんどくさい二人はきっとずっとこの会話を続けているのかな。どちらか"殺さないと"このままなんだろうな。っはー、好きですね〜。


なんとなく、どこか知らない場所へいけるかもしれないという希望を持ちながら二人でどこまでも終わらない航海をしているのかなぁ、とか思いながら歌いました。おとなだからこそね。目的地のないずるずる進行という停滞、ありますよね、ずるいおとなだからね。そういうとこもね、好きなんですけどね。


めっちゃ好きなんです、cat napの作品。

ミクとねこむらさんのボーカルから感じる、どこか浮遊感を感じるのに、有機的で、生々しい、温度のある今回の楽曲。出会うことができて本当によかったな。お二人から嬉しすぎる言葉もいただけてちょっぴり涙がでちゃった。幸せ者です。


そんなわけで、終わらないミッドナイトに揺蕩う、ターンオンザミッドナイトクルージングミュージック〜〜っっ!コムギコが歌うものでも楽しんでいただければと思います。